松戸市の病院、どうなる?(市立総合医療センターの経営問題)

みなさん、こんにちは!松尾ひさしです。

「松尾ひさし 市民のギモンに答えます!」第3回のテーマは、市民の皆様の命を守る「松戸市立総合医療センターの経営問題と将来」です。

「市立病院はなぜ赤字なの?」といった声を多くいただきます。今回は、病院の持つ重要性と、進められている経営改革のリアルをお答えします!


💡結論:赤字でも「命のセーフティネット」として絶対に守るべき病院です!

令和7年度の病院事業会計決算では、純損益が44億4,912万円の赤字(純損失)となり、市(普通会計)から25億円の補填(繰入金)が行われました。

「赤字なら民間に売却したり規模を縮小すべきでは?」という意見もありますが、市立総合医療センターは単なる「普通の病院」ではありません。

  • 「3次救急」の指定病院
    重症・重態の患者を24時間体制で受け入れる、東葛地域の命の最後の砦。

  • 「小児・周産期医療」
    採算が厳しく民間に委ねにくい高度な医療を担当。

  • 「災害拠点病院」
    首都直下地震などの災害時に救護拠点となる施設。

採算性だけを理由に売却や大幅縮小を行えば、命を救う高度医療や救急体制が失われてしまいます。税金を投入してでも堅持すべき「命のセーフティネット」なのです。


💡なぜ赤字(収支悪化)が起きていたの?

主な要因は、「入院収益に対する給与費(人件費)のバランス悪化」です。

老朽化した東松戸病院の閉院に伴い、そこで働いていた医師や看護師の皆様を総合医療センターで一時的に受け入れたことや、許可600床の全床稼働を目指して採用を進めたことで人件費が一時的に増加しました。

※なお、閉院した東松戸病院が担っていた「緩和ケア」機能については、跡地に民間の新病院が建設進行中であり、地域医療の連携によって補完される体制が整いつつあります。


💡どのような経営改善が進んでいるの?

現在、病院では「第4次経営計画(令和8〜11年度)」を策定し、自立した経営に向けた抜本的な構造改革を進めています。

  1. 病床数の適正化(519床規模へ見直し)
    稼働実態に合わせて病床数を適正化し、1床病室の2床化などによって病床稼働率と単価収支を向上させます。

  2. 人件費の抑制と給与体系の適正化
    病床適正化に伴う退職不補充等により職員数を緩やかに適正化し、最重要指標である「給与費率」を現在の約70%から50%台後半まで正常化します。

  3. 救急応需と手術収益の向上
    3次救急の応需率(94.0%)や高単価病床(ICU/HCU等)の稼働率向上により、入院収益の改善が進んでいます。

現場の努力により、経営の改善傾向が見え始めています。


📝松尾ひさしのメッセージ

公明党が誇る国・県のネットワークを生かし、公立病院・政策医療に対する国からの財政支援を強力に求めます。

同時に、「経営の効率化」と「命を守る高度医療の維持」を両立できるよう、市民目線でしっかりと病院経営をチェックし、支えてまいります!